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【已下架】 序章 真纪子
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译者: oyzx   |   ✉ 发送消息   |   8370字  |   免费   |   2025-01-22 11:34:38
原文如下:二〇〇八年。
 北嶋真紀子は三角木馬の上に縛られていた。非常に辛い姿勢である。
 三角木馬と言うが木ではできてない。低部は一メートル四方の鉄板である。そこから一メートル少しの鉄柱が伸びている。
 鉄柱に三角の台座が乗っていた。奥行き一メートル高さ二十センチ底辺は十センチくらいである。
 上部は鋭利ではないが尖っている。一センチくらいが金属で先端は一ミリくらい鑢が掛かってゆるく孤を描いていた。
 遠目からは先端は尖って見える。
 股が台座を跨いで真紀子の女陰は三角の頂点をビラビラで咥えるように敏感な部分が当たっていた。
 女陰の下の方から会陰、アナルまでが三角木馬の頂点に乗り躰全体の重みがそこに掛かっている。
 両腕は後ろ手に縛られ高手小手に縛った縄は[X_X]の上下を固めていた。
 胸部を固めた縄で天井から倒れない程度に吊られているのである。
 三角の台座を跨いだ両脚は革の脚枷をつけられ鎖で低部の鉄板に繋がれて引っ張られていた。
 僅かな動きでも局部は痛い。引いたり強く動いたりすれば会陰が切れてしまいそうである。
 真紀子は身長百六十五センチ細身で目が大きく小作り。典型的な美人顔と言える。
 客は一人。日本から来た四十代実業家のようである。
 初めてのお客だが日本人以外は自分ら日本人のハードコンパニオンを指名することはない。
 此処には混血を含めた多くの人種が存在する。
 亜細亜の大陸から少し離れて浮かぶ島。R国という弱小国家の領土だが仁川(にながわ)坤一という日本人の所有である。
 年間一京に近い金額が動く。
 R国の港の近くに国際線が着く空港がある。国の管理だが仁川氏が所有している。
 R国は首相も役所も仁川氏の息が掛かっていた。
 議会は全員仁川氏の系列から出た議員で占める。それ以外は立候補すらしない。総てが仁川氏の資本傘下にあるカイライ政権である。
 空港から高速船が二十分で娼館島に着く。
 娼館島は仁川氏が女衒の父から受け継いだ島である。
 仁川氏の父は戦前に日本陸軍の侵略に乗じてアジアに進出した。外国人向けの娼館を営む当時の言葉で女衒である。
 その当時は日本から女性を出稼ぎさせた。これがからゆきさんである。
 終戦後からゆきさんは引き揚げたが仁川氏の父は島を護って売春を続ける。
 現地の貧乏な家庭から娘を安く買い取り美形日本人との人種の掛け合わせで上質な売春婦を作り上げた。
 それを仁川氏が受け継いだのがこの島の女性達ある。
 国際空港には日本、韓国、バンコクから週二から三便飛んで来る。R国の名称だが仁川氏の百パーセント投資の航空会社である。
 島にもR国内にも仁川氏の経営する大規模売春街が存在した。
 娼館島は完全に売春島である。大型ホテルも存在する。
 真紀子が本日派遣されているのは少人数宴会用の日本人向け和室である。
 日本人客が一番多いが真紀子ら日本人のハードコンパニオンは僅か数十人しかいない。
 他の外国人も同等ぐらいで女性の大方が島で育った。殆どが現地人と日本人との混血である。
 それ以外は韓国、中国、東南亜細亜、東欧系白人も居る。
 真紀子ら日本人が一番高い。本日の花代は基本四十万。それに三角木馬などのオプションが追加になる。
 日本人でなければもっと安い。東欧系白人、コリアンで半額。あとはそれ以下となる。
 通常のコンパニオンはその半額である。此処にスーパーコンパニオンという言葉は無い。
 総て一夜の恋人までの御世話をする。ただSMがないだけである。
 日本人は円建てでコリアンはウォン。それ以外はドル建てで換算する。
 いま真紀子が乗せられている三角木馬はBランクである。Aランクになると頂点が丸めてない。
 日本人のハードコンパニオンにはBランクだけである。
 歯を出して研いでいる訳ではないが短時間で少しの動きででも斬れてしまう。
 斬れた場合は客が休業期間の本人の基本取り分を保障しなければならない。
 島の女性の場合なら一ヶ月休んでも日本円で三十万前後である。
 真紀子は今日のプレイはかなりハードを覚悟していた。
 両方の[X_X]に洗濯バサミを着けられている。
 それをスパンキングで叩き落とされてしまう。
 「ぎゃふぁああーーーーーーーーーーーーーーー」
 反対側も叩かれた。
 「あ、ああーーーーーーーーーーーーーーーーん」
 躰が強く震撼する。
 「ううーーーん」
 [X_X]も痛いが躰が揺れると三角木馬の頂点に乗った女陰に激痛が走った。
 ローションの代わりに濡れてない女陰にキシロカインゼリーを塗っている。
 キシロカインゼリーは皮膚表面麻酔である。
 それでも痛い。
 このBランクの木馬でも一時間くらい乗せられるか激しく動くと会陰の皮膚が赤く剥けてくる。
 割れる場合もある。アナルを遣られて痔に成ってしまって泣きながら続けている女性もいる。
 今日のプレイで多少切れても余程の状態でなければ明日の仕事はキャンセルできない。
 明日の仕事を受れば今日の多少の傷は保障されないのである。
 次は乳首を中心に[X_X]を両方洗濯バサミで三本ずつ鋏まれてしまう。
 真紀子の[X_X]は均整の良い山形でCカップである。
 乳首は直径一センチくらい。高さも七ミリくらいある。乳輪はそれほど大きくない。色は鶏の鶏冠のように赤い。
 洗濯バサミは[X_X]をへし潰すように深く鋏んでいた。
 これをスパンキングで叩かれると[X_X]の皮膚が剥ける程度の傷は免れない。
 「こんなに深く鋏むと傷が残るのですよ」
 「そうだな。でもこれは叩かないよ」
 続いて僅かに三角木馬の先端から浮いたクリトリスも鋏まれてしまう。
 三角木馬の先端に女の部分が乗った究極の拷問状態なのである。さらにクリトリスに痛みを受けることに成る。
 乳首も鋏まれていた。左右とも三本ずつ真ん中の洗濯バサミは敏感な乳首をざっくり鋏んでいる。
 真紀子は躰の敏感な部分総てを責められていた。
 糸で何本も繋いだ洗濯バサミを取り出す。
 まだ付けられてしまう。もう痛みと恐怖で縮みそうである。
 [X_X]の外側に膨らみの裾野から三センチ置きに下に付けて行く。一番下は腰を過ぎ太腿の付根に掛かった。
 左右均等に反対側も付けられてしまう。
 乳首に比べれば軽微だが一つ一つが繊細な痛みを浸透させてくる。
 このまま長い時間は堪えられない。
 男の顔は虐め心が漲っている。
 一見優しい男に見えて臆病ささえ感じられた。
 真紀子は何人も虐める嗜好の男を見ている。この客には本質から虐める男の本性を感じ取れた。
 男が糸を抓む。
 全身に電流が走るように恐怖が奔った。
 一挙に引く。洗濯鋏はドミノ倒しの様に続けざまに飛ぶ。瞬時に痛みが襲う。
 「あ、ああ、あーーーーーーーーーーあーーーーーーーーーー。あはあーーーーーーーーーーーーーーん。ああーーーーーーーーーーーーーーーーん」
 腰も動いてしまう。
 「うぐーーーーーーーーーーーーーーーん」
 洗濯バサミを引っ張り落とされる衝撃に悲鳴を上げてしまった。
 だがその後の連動する衝撃から動く三角木馬に乗った部分の痛みの方が深刻である。
 「うぐふうーーーーーーーーーーーーーーーーーん」
 男はもう一方も抓む。真紀子は涙目で男を見てしまう。
 引く。
 「ああはああーーーーーーーーーーーん。あはあーーーーーーーーーーん。あはーーーーーーーーーあーーーーーーーーーーーーーーーー」
 慎重に躰で受けても腰には連動する。
 「ううぐーーーーーーーーーーん。うううーーーーーーーーーーーーーん」
 目から涙は抑えられない。鼻水ももう吸えない。垂れ流してしまった。嫌な醜態姿に成ってしまう。
 女陰はもう斬れているかもしれない。
 徐々に染みるような痛みが浸透してくる。
 「すいません。私、明日宴会の仕事が入っているのです。あまり痕が付きますと」
 「明日大丈夫だよ。女躰盛カウンターだろ俺が幹事だ心配要らないよ」
 ああなんと言う事だ。明日出てこの人が幹事で普通に終了すれば先二日は予定が無い。今日のハードは総てうやむやになってしまう。
 「明日はあまり痛い事は無いよ。重大な集まりだからね。誰も虐める暇なんか無いよ」
 少し安堵した。毎日が針の筵以上である。よく大きな怪我をしないで今日まで来られたと思う。
 日本人で打ち切り保障はまだ無い。現地の女性なら日本円で五百万足らずで家を建てアパートを建て家賃収入で一生暮らせる。
 人工肛門になるケースが多い。膀胱が人工に成った女性も居る。
 Bクラスの三角木馬では余程の事をされなければ深手にはならない。会陰の皮が剥け粘膜が擦れてしばらく痛いだけである。
 だが痔に成るとなかなか完治しない。
 その場合の保障は受けにくい。我慢して仕事を続けるしかなくそれが一番の心配である。
 男は露天風呂に湯を張っていた。このルームは日本の高級な温泉の客室をまねて造られている。
 「湯を張っておいたからな。もう少し我慢して。多少そこが剥けても直ぐ湯に浸ければそんなに酷くはならない」
 とても愉しそうである。
 この男は常習犯なのだ。この三角木馬の結果をよく知っている。
 男は蝋燭に火を点けた。
 躰に蝋涙を垂らされれば嫌でも躰は三角木馬の上で揺れる。
 クリトリスの洗濯バサミは取ってくれた。
 「ううーーーーーーーー」
 取られてもまだ痛い。
 蝋涙はうなじの下に背中の柔らかい部分を狙って来る。
 「うううーーーーーーーーーー。ううーーーーーーーーーーーーー。」
 ここも意外と熱い。真紀子は悲鳴を上げてしまう。
 男は前に回る。太腿に掛かった。
 「あううーーーーーーーーー。ううーーーーーーーーーーーーーーー」
 もろに三角木馬に乗った女陰に震撼する。
 「あううーーーーーーーーー。あうううーーーーーーーーーーーーー」
 真紀子は堪らず声を漏らす。
 熱い。落とし方が斜めである。同じ蝋燭でも平行か斜め上向きに持てばさほど熱くない。
 「ううううーーーーーーーーー。うううーーーーーーーーーーーーー」
 洗濯バサミの上から[X_X]は真赤である。
 両脚とも太腿の一番美しい部分に真赤な蝋涙の流れが固まっていた。
 天井から吊られた縄を背中から倒すように引かれる。
 蝋涙がドテの僅かな黒い塊からクリトリスに流れるように垂らされてしまう。
 「あううーーーーーーー。ああううーーーーーーーー。あうーーーーーー」
 蝋涙の熱が躰を突くごとに躰全体が固まる。女の部分が三角木馬の頂点でずれて軋む。
 「ううぐーーーーーーーーーーーーーーん。うううーーーーーーーーーーん」
 強烈に痛い。
 鼻水も涎も汗も涙も垂れ流しである。真紀子の小作りで上品な美形顔が情けなくみすぼらしく見るも無残に崩れていた。
 男は安形寛一という。痩せ型だが社長といった風貌の紳士である。
 真新しいタオルを密封された包装から取り出し湯に浸けて絞る。
 真紀子の顔を拭く。額の汗を拭い取る。涙を拭き鼻水も拭き取った。
 「ううう。うう」
 真紀子は助かった反面。屈辱極まりない。
 「そろそろ降ろしてやりたいが一つ約束してくれ」
 安形はやんわり改まった口調で言う。
 「はい」
 「その洗濯バサミは良いと言うまで取るなよ」
 「はい」
 真紀子も自分で取ったりはしない。そのくらいのルールは守る。
 「もし取ったら究極のお仕置きだ」
 安形はやや笑いながら言う。
 「やはり鞭で叩き落とすのですか」
 真紀子はそれより叩き落とされた時の痕が心配である。
 「いいや。君の手でゆっくり取らしてあげるよ」
 安形は腹の底まで短剣で抉るような物の言い方である。
 まず脚枷をゆっくり外す。
 ハンドルを回してアームを下げた。ハンドルは台座の下アームの真ん中に付いている。
 真紀子の躰を支え天井から吊っている縄をやや緩めて行く。
 またハンドルを回してアームを下げる。下部の鉄板に脚が着く。
 さらにハンドルを回して台座を下げる。女陰が台座から離れた。金属でできた三角の頂点は濡れている。微かに血の赤が混じっていた。
 躰を後ろから支えてさらに吊るしている縄を緩めお尻を鉄板の外に着ける。
 さらに縄を緩め後ろ手に縛ったまま仰向けに寝かせた。
 股を広げる。こっちも微かに会陰の皮膚が剥け血の赤が滲んでいた。アナルも女陰の下部も赤さを増している。
 安形は痛々しそうな真紀子の女の部分を満足そうに見ていた。
 女の部分の粘膜は縦に一文字。
 まわりの皮膚はドテの陰毛の無い部分とあまり変わらず白い。
 小陰唇は三分の一位から下へ赤が濃くなり二つに割れて下の方は中の薄いピンクが覗いている。
 ビラビラを二本の指で広げると四層に色が変わる。
 中核は薄い金赤系のピンクである。その直ぐ縁は一段階ピンクが濃くなる。
 次はさらに赤が濃くなり外側はドドメ色に近いが濃い赤紫の縁で囲むような外観である。
 中核の下の方は穴が割れてピンクの上に紫の斑が掛かっている。
 安形は酷く気に入ったのか暫く見詰めた。
 いつもそうである。団体の宴会でよくそこを並べて見比べられる。真紀子は比べられるのは嫌である。
 何故か真紀子のそこは気に入られ長く観賞されてしまう。
 お褒めの言葉も多数頂くが幾度も見詰められては心底辛い。
 安形は僅かに開いた穴に指を入れる。
 「あうう」
 濡れている。感じて濡れているのではない。敏感な部分を保護する為に自然に濡れたのである。
 安形は真紀子の女の部分を暫く弄ってから胸部の縄を解く。[X_X]、乳首の洗濯バサミはしっかり鋏んでいた。
 安形は真紀子の手を引いて腰まで風呂に浸ける。
 外は南国の熱さであるが強力なエアカーテンが建物に挟まれた上空を遮断していた。天井が高いだけの冷房の効いた露天風呂である。
 桶を浮かべて二重層のジョッキに冷え切ったビールを注ぐ。
 真紀子には洗濯バサミが無ければ束の間の休息である。
 湯に入る事で女陰の痛みはやわらぐ。ビールも美味い。だが洗濯バサミは繊細な痛みをじわじわと刻んでいる。
 安形は湯の中で真紀子の綺麗な脚を摩りながら被った蝋涙を落す。
 擦れた女の部分も弄っていた。拒否は出来ない。される儘である。
 日本の風俗ではSM以外ある程度触らせれば拒否も要領よくできる。だがこの国では怪我に成らない限り徹底的にお客本意に教育された。
 日本の風俗でも稼ぎたい子は逆らわずお客本意にやらせる。だが日本でそういう子は少ない。
 安形はまたも真紀子の女の部分に指を突っ込む。濃厚に弄くりながら唇を被せる。
 キスはとっくに割り切っていた。嫌だが一番先に割り切らなければならない。
 安形は清潔な叔父様タイプである。
 生理的に嫌でないだけ受け入れやすい。それでも自分から責めるように舌を外に出し相手の唾液が入るのをできるだけ防ぐようにする。
 三十分くらい露天風呂で弄られながら患部を癒した。
 露天風呂から抱き上げられ畳の上に寝かされる。
 頭だけ枕をかましてくれた。
 ドテの上の黒い僅かな塊に掛かっていた蝋涙は湯の中で綺麗に落とされている。またそこにローションを掛ける。
 剃刀で長いまま少しずつ剃って行く。
 剃毛までされてしまう。剃毛は一万しか貰えない。それなのに暫くプレイに支障をきたす。
 それがないと嫌がる客も居る。
 真紀子はよく剃毛された。客がしたくなるらしい。だが他の客が剃毛してしまっていると詰まらなそうにする客もある。
 それでチェンジされてしまう女性もいた。真紀子の場合は大概の客が我慢してくれる。
 本日はここ迄で五十三万。オプションで三角木馬Bが十万。ピンチが二万。剃毛が一万である。
 真紀子の取り分は二十五万に成る。他に指名料が二万。将来取り分が十万である。
 この場合の指名料は客からは取らない。オーナーの取り分から出してくれた。
 将来取り分は真紀子の基本料金売上の累積が八千万に達した時点で二千万を払って貰える。
 一回の御座敷で基本料金四十万の内二十五パーセントの十万が取り分。だが八千万に達した時点でさらに二十五パーセントが貰えるのである。
 その後も仕事を続ければ基本二十五万プラス指名料二万が客の払う四十万から真紀子の取り分になる。
 剃毛をを済ませてその部分を綺麗に洗う。
 真紀子の女の部分はその周囲がドテ下の割れ始めの部分から女陰の左右の丘がやや赤い枠を描いている。
 それ以外は股の皮膚と色は変わらない。
 日本人のそこは剃毛すると本来陰毛に隠れて見えない皮膚が赤く爛れて汚く見える。だが真紀子のはもろに官能を直撃する色合いである。
 安形は満足げにもう一度指で割って愉しんでいる。
 男は何故に見ることがこんなに好きなのかと思うが真紀子は何も言わない。
 さらに安形には本日最大の愉しみがある。
 剃毛を終えて充分に観賞した真紀子の躰を起こして座布団に膝を揃えて座らせる。
 膝を揃えた姿も実に綺麗である。
 「さて。クライマックスとするか」
 「え」
 まだ何かされるのか戦々恐々と成る。
 「洗濯バサミ。どっちから取ろうか」
 「はい」
 「どっちが痛い」
 「えー。比較的左です」
 「では右から一つずつ、静かに取ろう」
 「いいですか」
 恐る恐る見上げる。
 「いいよ」
 顔は悦びの笑みを湛えていた。
 何か不安になるがそろりと一つ右端から取る。
 「ああはあーーーーーーーーーーーーーーん。あはあーーーーーーーーーーーーーーー。な、にーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 一挙に[X_X]を激痛が襲う。
 「があはあーーーーーーーーーーーん。あーーーーーーーーーーーーーん。なにーーーーーーーーーーーーーーーーーーーこれーーーーーーーーーーー」
 畳に手を着き転げ[X_X]を押えた。仰向けに寝転び目から涙が溢れる。乱れた股を閉じる事など意識がまったく行かない。
 「ああはああーーーーーーーーーーーーーーん。あはあはあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん」
 「さあ、全部取ろう」
 安形は真紀子の究極の泣き顔を上から覗いている。
 「取らないと取る時の痛みはどんどん増して行くよ」
 「ああはあーーーーーーーーーーーーーーーん。いやーーーーーーーーーーーーーー。あはあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん」
 最早、大人のプライドなど何処にもない。泣きじゃくった惨めな顔は三角木馬の時以上である。
 「取ってやろうか」
 「い、い、・・」
 脅えたように顔を振る。涙は左右とも一条綺麗に流れていた。
 「あはあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん」
 泣きながら残りの二本を一気に取る。
 「あはあーーーーーーーーーん。あはあーーーーーーーーーーーーーーん」
 般若の形相である。眉間には三段に皺が固まる。顔全体が斜めに歪んで稲妻が奔っていた。
 「あはああはあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん」
 畳で尻を擦って振り脚をばたつかせる。躰を仰け反らせて[X_X]を押えた。
 真ん中の一本が鋏んだ痕が究極に痛い。
 「さあ。左も」
 「ああはあーーーーーーーーーーーーーーーーん。あはん。あはん」
 それでも気丈に一気に洗濯バサミを掴み取ってしまう。
 「ああはあーーーーーーーーーーーーーーーーーん。あ、ああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。あっはん。あっはん」
 号泣の半狂乱である。
 真紀子にはもう何も考えられない。何時まで痛むのか。


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